競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに東京新聞杯出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
イルーシヴパンサー美浦・久保田貴士 牡4
▲1月27日撮影(c)netkeiba.com
1勝馬の身で挑んだ皐月賞は大敗したが、その後休養を挟んで3連勝。東京の直線で見せる末脚は条件クラスでは断然上のものだった。ハーツクライ産駒でも背中が短めで丸みのある馬体、腹のラインに余裕が感じられるのは母父キングカメハメハの特徴がでているため。ハリが非常に良く、柔軟性のある肉質で1週前の雰囲気はかなりいい。
カテドラル栗東・池添学 牡6
▲1月26日撮影(c)netkeiba.com
2歳夏のデビューから大きなケガなく堅実に走る馬主孝行な1頭。年を重ねて馬体の格好良さに磨きがかかり、スラリと真っすぐに伸びた手脚に、ボリュームがありながらも窮屈さを感じさせない筋肉の付き方。大柄でもキッチリと体は仕上げてくる。パワーがあるので斤量が増える点は克服できそうで、昨年2着と好走したレースで期待十分。
カラテ美浦・高橋祥泰 牡6
▲1月26日撮影(c)netkeiba.com
3連勝で重賞制覇を飾った昨年からさらに厚みを増してきた。それでいて重苦しさはなく、