様々な国で活躍してきたミルコ騎手に、ファンから気になる質問!(撮影:高橋正和)
今週のテーマはユーザー質問です。母国のイタリアはもちろん、若い時から様々な国で騎乗してきたミルコ騎手。異国での活動には、言葉をマスターすることが必須です。そんなミルコ騎手は、いったい何カ国語を話せるのでしょうか? もうほぼ完璧に見える日本語も、さらに進化しているようで…?
(取材・構成=森カオル)
Q「ミルコ騎手は日本語も堪能ですが、ルメール騎手とはフランス語で話したり、いろいろな国の言葉を話せるようですが、何カ国語喋れるのか知りたいです! また、どうしてそんなにいろいろな言葉を話せるのかも知りたいです(覚え方、勉強方法とか)」(ねのねのさん)
ミルコ イタリア人は、とにかく喋りたい(笑)。だから、どこの国に行っても一生懸命、その国の言葉を覚えます。僕が今、喋れるのは、スペイン語、フランス語、英語、日本語……、あと関西弁(笑)。
──ミルコ騎手の流暢な関西弁には、いつも感心させられます(笑)。
ミルコ おおきに! スペイン語はね、もともとイタリア語にとっても近いんだけど、僕のお父さんとお母さんが生まれたサルディーニャ島の言葉は、さらにスペイン語に似てる。昔々、サルディーニャ島にはスペイン人がたくさん住んでいたから、けっこうスペイン語が残ってますね。だから、スペイン語は覚えやすかったし、すぐに喋れるようになった。
英語は、学校でももちろん授業があったけど、若い頃にアメリカやイングランドに行ったことが大きいかな。現地に行ったことで、だいぶ喋れるようになった。でも、短期免許で初めて日本にきた頃は、まだそこまで英語は喋れなかったよ。
──そこからも勉強を続けられた?
ミルコ そうです。英語はどこの国に行っても大事だから、ずーっと勉強してた。英語圏の友達とはずっと英語で喋るようにしていたし、最初はクリストフ(・ルメール騎手)とも英語で喋ってましたね。
──フランス語はいつ覚えたのですか?