競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにフェブラリーS出走予定馬の中から11頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
アルクトス美浦・栗田徹・牡7
▲2月9日撮影(c)netkeiba.com
休み明けは太めを残しやすい傾向にあった大型馬だが、年を重ねて自分から競馬に向けて体を作れるようになったか。腹のラインをスカッと見せて、視線を前に見据えて四肢でしっかりと地面を捕らえる立ち姿。惚れ惚れとするバランスの良さだ。以前は苦手としていたウッドの調教でも活発に動けていて、フェブラリーS出走時では過去1番の気配。
インティ栗東・野中賢二・牡8
▲2月9日撮影(c)netkeiba.com
後肢の位置が下がっていても重心が前に落ちずにバランス良く立てている。盛り上がった肩回りで窮屈さはあるが、これはダートのスピードタイプらしい特性で問題はなし。キャリアを重ねて8歳とはなったが、若々しさをたもち透き通るような肌の質感は申し分ない。4年連続での参戦となるも力が衰えていることはないだろう。
エアスピネル栗東・笹田和秀・牡9
▲2月9日撮影(c)netkeiba.com
芝の重賞で3勝をマークし、7歳の夏から路線変更。ダートでは勝ち鞍こそないが昨年は2着と結果を出し、