
▲過酷な減量の中エイシンチラーで勝利したミルコ騎手(撮影:下野雄規)
今週はユーザー質問を2つピックアップ。年明けの3日間開催で、52キロのエイシンチラーに騎乗したミルコ騎手。「汗をかかない季節なので、減量が大変だったのでは?」という質問に、「ああ、ちょっと話が長くなりますね 笑」と意味深な様子。つらい思いをしてでも乗ろうと思った理由とは?
(取材・構成=森カオル)
Q「毎週コラムを楽しみにしています! 年明け早々、エイシンチラーに騎乗して52キロで勝ったのを見て、汗をかかない季節なので、減量が大変だったのではないかなぁと思いました。もしそうだとしたら、エイシンチラーはつらい思いをしてでも乗りたい馬ということですか?」(まるまるまるこさん)
ミルコ ああ、ちょっと話が長くなりますね(笑)。金杯の前の週、1月の2日か3日だったかな、エイシンチラーのオファーをもらいました。ハンデ戦で52キロ……もちろんエイシンチラーには乗りたいけど、やっぱ冬の52キロはかなり厳しいですね。だから、エージェントとも最初は「無理かな」って話していました。エイシンチラーには去年の福島でも52キロで乗りに行って、めっちゃしんどかったからね(苦笑)。

▲昨年の福島でエイシンチラーに騎乗したミルコ騎手(撮影:小金井邦祥)
──それが一転して乗ることになったのはどういった経緯があったのですか?