今週末はフェブラリーS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見るキャリアの積み重ねが逆に持ち味を削ぐことに
京都記念は最多キャリアのアフリカンゴールドが1着。キャリア23戦のサンレイポケットが3着。キャリア豊富な馬が上位に。キャリアが最も少ないユーバーレーベン、2番目に少ないジェラルディーナは人気を背負いながら馬券圏外に。「キャリアを競馬の強みに活かせる血統馬」を重視して、ウマい馬券で公開している予想も的中することができました。フェブラリーSもキャリアが強みになりやすいレース。当然「キャリアを強みに生かせる血統馬」であることも重要。
実は、京都記念、そしてフェブラリーSのように「キャリアが強みになる血統」は昨今のJRA競馬では軽視されがち。たとえば、JRAのダービーは浅いキャリアでスピードを発揮できる血統が重要。昨年の勝ち馬シャフリヤールもキャリア4戦目でダービーを優勝。フレッシュな状態でこそ芝ではトップスピードを最大限に発揮する血統馬。たとえばシャフリヤールが函館の短距離競馬からデビュー。10戦近いキャリアを積んでダービーを迎えても同じパフォーマンスは発揮できなかったはずです。
話をフェブラリーSに戻します。同レースを過去10年で3着以内に走った馬のうち実に8頭は同レースにて複数回3着以内に走っています。これはフェブラリーS向きの適性も兼ね備えた血統馬であると同時にキャリアが強みになる血統だから。
ただし、キャリアを積めばどの馬もリピートできるわけではありません。たとえばヘニーヒューズ産駒は「亀谷敬正の競馬血統辞典」にも書いたように、キャリアを重ねすぎると持ち味を発揮することが難しくなります。ヘニーヒューズ産駒のモーニンは当レースをキャリア7戦目で優勝。しかしキャリアを積みすぎた翌年以降のフェブラリーSでは3着以内に走ることができませんでした。
なお、今年のフェブラリーSも馬場が軽ければ、フレッシュな状態で出るモーニンのようなタイプに向くとは思うのですが、該当馬が極めて少ないことと「キャリア」をテーマにコラムを進めていますので(笑)ここではフェブラリーS適性の高い血統馬の中で「キャリアを強みに活かせる血統」を推奨します。
ソリストサンダーは母系にロベルト。ロベルト持ちで当レースを複数回馬券になった馬にエスポワールシチー、ブルーコンコルド、コパノリッキーなど。エスポワールシチーは同レース2度目の挑戦で優勝。ブルーコンコルドは3度目の挑戦で初連対。キャリアを強みに生かせる血統。
父がトビーズコーナー。母父にスペシャルウィーク。アメリカのダート中距離G1馬とJRAの芝クラシック血統の組合わせ。米国ダート中距離要素とJRAの芝要素が中間的に問われるフェブラリーS向きの配合。
エアスピネルは芝要素が強く、日本独自の砂中距離適性も高いキングカメハメハ産駒。昨年も本命にしたように当レース適性はすでに実証済み。
母系にノーザンテースト。京都記念でノーザンテースト持ちのアフリカンゴールドを推奨した際にも書いたように、ノーザンテーストはキャリアを強みに変える血統。「ノーザンテーストは3度変わる」と30年近く前から言われていたのは、ノーザンテーストがキャリアを強みに変える血統だから。同じくノーザンテーストを持つ近親のエアシェイディは8歳で有馬記念を3着。9歳で日経賞を2着。この血統で29戦のキャリアならば、昨年同様の力を発揮できる可能性の方が高いです。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のフェブラリーS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!
また、アメトーーク!の読書芸人にて話題となったお笑い芸人ラランド・ニシダと亀谷敬正による対談コラムも特別公開中!