競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに中山記念出走予定馬の中から6頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
アドマイヤハダル栗東・大久保龍志・牡4
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▲2月16日撮影(c)netkeiba.com
脚と胴がゆったり、窮屈なところがなく可動域の広い伸びやかなフォームで、長い距離を走れるイメージが湧くロードカナロア産駒。瞬時の切れ、速さではなく長く脚が持続する特性。首が下がり重心は前に落ち気味だが、眼光は輝いていて1週前のケイコも目一杯に消化。疲れは全く感じさせず、復帰3戦目でまだ伸びしろを期待できそうな状態だ。
ウインイクシード美浦・鈴木伸尋・牡8
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▲2月16日撮影(c)netkeiba.com
開幕週の内回りを利した立ち回りができるので昨年は3着と好走。今年で8歳を迎えたが、無理使いせずに大事にローテーションを組んできたこともあって、肌つやなんかは非常に若々しい。この馬としては久々にスカッとして腹のラインを見せており、今年初戦の中山金杯当時よりも仕上げの強度は上。変わり身を期待させるデキにある。