▲今年初戦は5着も間違いなく勝つ力はあるとミルコ騎手(撮影:下野雄規)
2/13に行われた京都記念。ミルコ騎手が騎乗したユーバーレーベンは、昨年のオークス以来の勝ち星を狙いましたが、結果は5着。勝ったのは、12番人気のアフリカンゴールドでした。
勝ち馬の逃げ切りという展開は、ユーバーレーベンにとっては望ましいものではありませんでしたが、「間違いなく勝つ力はある」とミルコ騎手。改めてレースを振り返ります。
(取材・構成=森カオル)
展開を見越して前々での競馬を選択するも…
──ユーバーレーベンの今年初戦は5着(2月13日・阪神11R・京都記念)。
ミルコ ああ、ちょっと残念だった…。でも、状態はとってもよかったです。先生や(調教で騎乗している)津村くんからも「状態はとってもいいから」と聞いていて、それは返し馬にいって僕もすぐに感じました。
──今回はこれまでとは違い、前々での競馬を選択しましたね。
ミルコ 2200mの内回りで、しかもハナに行く馬は1頭しかいなかったでしょ? だから、「もしかしたら、めっちゃ遅いペースになるかもしれないね」って先生と話してました。内回りでめっちゃスローになって、ヨーイドンの瞬発力勝負になったら、後ろから差すのは難しい。だから今回は少し前に行って。折り合いは全然問題なかったんだけどね、やっぱりちょっと気難しいところがありますね。
──レース後、「プレッシャーがきつかった」とおっしゃっていました。