過去5年の1〜3着馬延べ11頭のうち、ダノンスマッシュ、モズスーパーフレア、メラグラーナ、ナックビーナス、ダイメイフジがダンジグの血を、キングハート、ナックビーナス、クリスマス、ビアンフェがノーザンテーストの血を、モズスーパーフレア、キングハート、ダイメイフジがトムロルフ・チーフテン兄弟の血を引いている。ちなみに取り上げた4頭でダンジグの血を引くのはジャンダルムだけ。またこの11頭のうち過半数の6頭が牝馬で、牝馬のワンツーが3回もある。(解説:望田潤)
ジャンダルム母ビリーヴはスプリンターズSと高松宮記念に勝った短距離女王で、本馬の他にもフィドゥーシア、ファリダット、エリシェヴァを産んでおり母としても優秀。近親にレディーズシークレット(北米年度代表馬)、マイスタイル、サウンドキアラなど。古馬になって母のスプリンター資質が更に表出してきたが、シルクロードSはHペースを追いかけて直線半ばであえなく失速。もう少しタメるレースがいいのか、もっとパンパンの高速馬場がいいのか。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース◎
スマートクラージュトウショウドラフタの甥で、母レジェトウショウはJRA3勝。牝祖サマンサトウショウ(エプソムC)の子孫にはスイープトウショウ、トウショウフリーク、トウショウカズン、アドマイヤハダルなどが出る。母父キングヘイローはディープボンドやイクイノックスなどサンデー系種牡馬との配合が最近よく走っている。母父のスピードが強く前向きな気性で、