前回2月20日のWIN5は39万8430円の配当で決着。5レース目のフェブラリーS(東京11R)を単勝オッズ5.1倍(2番人気)のカフェファラオが制すなど、優勝馬5頭はいずれも単勝3番人気以内、かつ単勝オッズ6倍未満でした。単勝オッズ3倍未満の支持を集めた3頭がすべて敗れた分、極端な低額配当にはなりませんでしたから、ごく少点数で的中させた方にとっては満足のいく結果だったかもしれません。
ちなみに、過去に発売された全597回のWIN5を集計してみたところ、単勝4番人気以上の馬が一頭も勝てなかったのは54回目、単勝オッズ6倍以上の馬が一頭も勝てなかったのは28回目です。前回2月20日のような決着パターンをあえて狙いにいくのもひとつの手だと思いますが、それほど出現頻度は高くないので注意しましょう。
明日2月27日のWIN5は総出走頭数が77頭、総組み合わせ数が83万8656通り(土曜12時現在)。両重賞はもちろん、18頭立てのメンバー構成となった3レース目の下関S(小倉11R)あたりも重要なポイントになるのではないかと思います。
【2022年02月27日発売分の1点予想】
阪神10R 1.アルトシュタット
中山10R 1.アウトウッズ
小倉11R 14.サトノファビュラス
阪神11R 9.タイセイビジョン
中山11R 15.ダノンザキッド
【1レース目 マーガレットS(阪神10R)】
ノーザンファーム生産馬と実績馬が中心。「生産者がノーザンファーム以外、かつ“JRA、かつ中山以外、かつ1勝クラス以上のレース”において1着となった経験がない馬」は2018年以降[0-1-1-18]と苦戦していました。
エテルナメンテ・ヴィアドロローサ・ジャングロ・カジュフェイス・ダークペイジあたりも侮れませんが、面白そうなのはアルトシュタット。出走メンバー中唯一のノーザンファーム生産馬ですし、「父にミスタープロスペクター系種牡馬を持つ馬」は2018年以降[4-1-1-5]と堅実です。
【2レース目 ブラッドストーンS(中山10R)】
内寄りの枠に入った馬を重視した方が良さそう。「馬番が8〜16番の馬」は2018年以降[0-2-1-27]と勝ち切れていません。スワーヴシャルル・ディスモーメントらは扱いに注意すべきでしょう。
狙ってみたいのはアウトウッズ・ノアヴィグラス・カイアワセ・クインズレモンあたり。オープン特別2着の実績があるアウトウッズは特に高く評価できます。
【3レース目 下関S(小倉11R)】
今年の1〜2回小倉芝1200m、かつ4歳以上のレース(2月26日終了時点)は「父にロードカナロアを持つ馬」が[8-2-1-26]と優秀な勝率をマークしていました。実績上位のサトノファビュラスはしっかりマークしておきたいところです。
あとはマリーナ・グランレイ・カワキタアジン・オースミカテドラル・ダノンシティあたりも有力。予算次第ではあるものの、無理に絞らず手を広げた方が良いかもしれません。
【4レース目 阪急杯(阪神11R)】
大敗直後の馬、今回より短い距離のレースを経由してきた馬は不振。「前走の着順が11着以下だった馬」は2018年以降[1-0-0-18]、「前走の距離が1200m以下だった馬」は2018年以降[1-1-0-26]なので、グルーヴィットらは過信禁物と見るべきでしょう。
さらに「出走数が21戦以上の馬」も2018年以降[0-1-1-29]と優勝例なし。トゥラヴェスーラなど、キャリアが豊富過ぎる馬も評価を下げるべきだと思います。
これらの条件を綺麗にクリアしているのはリレーションシップ・タイセイビジョン・ダイアトニック・グレイイングリーンの4頭。ここ2戦が好内容だったタイセイビジョンは押さえておきたいところです。
【5レース目 中山記念(中山11R)】
前走好走馬と、前年のビッグレースで善戦した馬が優勢。「前走の着順が3着以下、かつ“前年以降、かつJRA、かつ2000m以下、かつGIのレース”において12着以内となった経験がない馬」は2014年以降[0-0-1-39]とあまり上位に食い込めていません。ガロアクリーク・パンサラッサ・カラテらを信頼し過ぎない方が良いでしょう。
なお「出走数が18戦以上の馬」も2014年以降[0-0-3-46]と期待を裏切りがちでした。
マルターズディオサ・アドマイヤハダルあたりにも魅力を感じますが、注目はやはり実績上位のダノンザキッド。単勝で保険を掛けることができる5レース目ですし、一頭勝負を検討しても良いと思います。