競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンに弥生賞出走予定馬の中から7頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
インダストリア美浦・宮田敬介 牡3
▲2月23日撮影(c)netkeiba.com
無駄なくシャープで軽いタイプの多いリオンディーズの産駒だが、肉付きが良く迫力ある馬体の持ち主で入厩当時から目立っていた1頭。見た目はマイラーのイメージも、肩のラインに窮屈さがなく、背中も柔軟なので走るフォームが伸びやか。折り合えれば距離をこなすことは可能。現状では余裕が感じられるが、前走もこんな態勢で走ったので問題はないのかも。
ジャスティンロック栗東・吉岡辰弥 牡3
▲2月23日撮影(c)netkeiba.com
脚と胴が長くクッション性を感じさせるつなぎ。いかにも長い距離が合いそうな体型をしている。後肢の角度から腰の踏ん張りはもう一つ、スタートのダッシュは鈍い状況だが、エンジンが掛かってから長く脚を持続することができる。無駄な脂肪は見られないが本来は綺麗に見せる肌質がぼけて映すように、本来のデキにはあと一歩との印象。