昨年は単勝227.3倍のギベオンが勝利(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和
今週からは2回中京開催が開幕。前開催からは1ヶ月程度の間隔になる。この間には見た目にも痛みの激しかった内ラチ沿いの芝が張り替えられており、2回開催の前半はAコース使用。
年末からの中京芝は開催日数が多かったたが、路盤は良好だった。今後は気温も上昇していき、野芝の成長も見込める。今開催は週末に雨が降らない限り、軽めの馬場コンディションで行われるだろう。張り替えられた内側の芝だけが走りやすい状況にも注意したい。
例年と馬場の作りが異なるため、過去の金鯱賞のレース傾向は、参考にはできない。今年と同じスケジュールで行われた昨年は、前日までの雨量が多く、当日も強風の影響を強くうけた重めの馬場コンディション。再現性に乏しい。馬場の参考になりそうなのは昨年の中日新聞杯だろうか。直近で中京芝2000mのAコース。開催前半に行われた重賞だから、今回の金鯱賞と馬場の作りは似る可能性は比較的高いだろう。
昨年の中日新聞杯はトラックバイアス「超内有利・前有利」と判定。内を通った馬、先行馬が極端に恵まれたレース。1枠から逃げた8番人気のショウナンバルディが1着。3枠から最初のコーナーを2番手で通過した17番人気のアフリカンゴールドが2着。3着にも最初のコーナーを4番手で通過した10番人気のシゲルピンクダイヤが入り、3連単は236万馬券の大波乱だった。
先行馬、なかでも内枠から狙いたい。
重賞で好走を続けるポタジェ(c)netkeiba.com、撮影:橋本健
ポタジェの前走アメリカジョッキークラブカップはトラックバイアス「 ・差し有利」。最初のコーナーを二桁位置取りで通過した馬の1、2着。馬連は3万馬券。僅差の4着だった7番人気のアサマノイタズラも最初のコーナーを最後方で通過していたように、後方待機馬が恵まれたレース。前半にポジションをとっていた馬には厳しい状況だった。
2走前の天皇賞秋もトラックバイアス「内有利・差し有利」の競馬だったから、先行したのは不利だった。近2走はトラックバイアスに恵まれず、力を出し切れていない。
昨年の金鯱賞でも3着に入っているが、当時は重めの馬場コンディション。これまで5勝のうち4勝を馬場コンディション「軽い〜稍軽い」で挙げている馬。馬場は合わなかった。昨年よりも今年の方が馬場コンディションは合う。昨年に比べると相手関係も楽。当然、内有利のトラックバイアスになれば、内枠が欲しい。
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