過去5年でいうと、ストームキャット(ハッピーアワー、ミスターメロディ、ラウダシオン、グルーヴィット、アサクサゲンキ)とノーザンテースト(ルークズネスト、シャインガーネット、コウソクストレート、グルーヴィット、ボンセルヴィーソ、モントライゼ、ヴェスターヴァルト、フロンティア)をもつ馬の好走が目立つ。取り上げた5頭では、ヴィアドロローサ(父ロードカナロア)とベルウッドブラボー(母父ヨハネスブルグ)がストームキャットを、トウシンマカオ(父ビッグアーサー)がノーザンテーストをもつ。(解説:望田潤)
ヴィアドロローサブロードストリートの甥で、イトコのサトノウィザードとは父も同じ3/4同血の間柄。牝祖フィディラからはドバイデスティネイション、リブレティスト、アグネスワールド、ヒシアケボノなどが出る。カナロア×ディープインパクトはファンタジスト、アドマイヤハダル、ドナウデルタなどと同じ。セクレタリアト≒サーゲイロードの継続クロスらしいしなやかな走りで、京王杯はスタート後の不利が大きかったが上がり1位。大箱1400が最も斬れそうで前崩れなら。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○
ウインマーベルウインジェルベーラやウインアイルビータの全弟。母コスモマーベラスは愛知杯2着で、近親にペプチドルビーなどがいる。牝祖シングルブレイドはガゼルH(米G1・ダ9F)勝ち馬。アイルハヴアナザー×フジキセキはアナザートゥルースやマイネルユキツバキと同じで、なかなか走っている配合だ。芝1200は[2-1-3-0]と好位差しで崩れないが、1400も守備範囲とみたい。パワー型で急坂コースがベター。あまり高速馬場になりすぎるとどうか。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
トウシンマカオ母ユキノマーメイドはスペシャルウィーク肌らしく優秀な繁殖で、これまでJRAに出走した産駒は9頭いるが、ベステンダンクやサンキューなど実に8頭が勝ち馬となっている。