▲ドバイGCに向けて現地で調整中のステイフーリッシュ (C)netkeiba.com
今でもたくさんのファンに愛されているステイゴールド。直木賞作家の馳星周さんも、そのひとり。昨年末にはステイゴールドをモデルにした小説『黄金旅程』を発表。深い深いステイゴールド愛から、産駒たちにも、奥様と共に熱烈な声援を送り続けています。
そんな馳星周さんから愛するステイフーリッシュへ、感謝とドバイGC挑戦へのエールを込めて、お手紙を書いていただきました。
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拝啓、ステイフーリッシュ様。 ――【直木賞作家・馳星周さん特別寄稿】)
そして今日は……ステイフーリッシュからのお返事をお届けします! ステイフーリッシュが、馳さんや応援してくださるファンの皆さんに伝えたい思いとは?
心のこもったお手紙ありがとうございました。
僕は今、砂漠の地ドバイに滞在しています。
ここに来る前はサウジアラビアのリヤドという所にいて、3年9ヶ月ぶりに1番でゴールを切ることが出来ました。応援して下さってありがとうございました。僕のお父さんも惜しいレースが続く中、海外で凄く強かったんですよね? やっぱり似ているのかな?
僕がデビューする前からずっとお世話をしてくれている厩務員の藤田さんは、僕がレース直前に煩い(うるさい)方が集中して走ると言ってたけど、お父さんもそうだったのかな?
ここドバイではゆったりと時が流れています。部屋は広いし、栗東よりも馬の数が少なくて落ち着きます。サウジアラビアものんびりした所でした。もしかすると、海外のこういうのんびりさが我々一族には合っていて、レースで集中できるのかも知れません。
水曜日の朝に最後の強い調教を終えて、あとは自分の力を発揮するだけです。
「ステイフーリッシュ」僕の名前の通り、常識にとらわれず、僕らしい走りをするので、これからも応援宜しくお願いします。
ドバイの地にて――ステイフーリッシュ
(代 矢作芳人調教師)
▲ステイフーリッシュを管理する矢作調教師 (提供:矢作厩舎)