スプリントGI競走なのに直近2年連続で好走馬3頭中2頭が初スプリント挑戦馬の異例決着

　春の芝スプリント路線の頂上決戦の位置付けである高松宮記念ですが、秋に中山で施行されるスプリンターズSがスプリンターによるスプリンターのためのレースであるのに対して、この高松宮記念については必ずしもそうではなく、むしろスプリンターよりもマイラーのためのレースとなっているのが実際の所です。

　論より証拠でまずは実際の過去年のレース結果(好走馬の顔触れ)を振り返ると、一昨年は初スプリント挑戦だったクリノガウディーが15番人気の低評価ながらも1位入線を果たすなど、上位4頭中3頭を初スプリント挑戦馬が占めました。

　昨年も上位3頭中2頭(2着レシステンシア・3着インディチャンプ)を初スプリント挑戦となる馬が占めました

　さらに3年前は芝では初のスプリント挑戦だったミスターメロディが勝利して、4年前と5年前も桜花賞馬でありマイル路線の馬というイメージが強いだろうレッツゴードンキが2年連で2着に食い込みました。

　スプリント路線を歩み続けてきた本職スプリンターよりも、目に見えて元々は