▲「みんなのKEIBA」など競馬メディアで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
ホース・コラボレーターとして「みんなのKEIBA」などに出演。パドック診断が好評な細江純子さんに皐月賞出走予定の有力馬10頭の馬体診断を行っていただきました。
イクイノックス美浦・木村哲也 牡3
4月6日撮影(c)netkeiba.com
ビロードのような毛並みで、手が皮膚を通り越して入っていきそうなほどの薄さ。
走る馬特有の雰囲気を感じます。ステキな馬。
しかも首と肩の傾斜から、可動域の大きさがうかがえ、猫っぽさを感じます。
また全体的に窮屈さのない立ち姿をしており、バランスのとれた馬体。
他の馬たちの体と比べると、まだまだ素質の部分で走っているところの方が高い気はしますが、この馬もダノンベルーガ同様に、能力という意味では抜けたものがあり、今回、初物尽くしではありますが、それをクリアしてしまうポテンシャルには感じます。
オニャンコポン美浦・小島茂之 牡3
▲4月7日撮影(c)netkeiba.com
東京でも勝利をおさめていますが、パワー溢れる体の作りで、本質的には持久力を武器とする中山のようなコース形体が非常にマッチする作りに思えます。
ほんの少しだけ、胴の詰まった感じにも映り、距離としては2000mあたりまでとは感じますが、前走に引き続きトモのボリューム感もあり、全体的に筋力の備わった力強いボディーで、完成度の高さを感じます。
キラーアビリティ栗東・斉藤崇史 牡3
▲4月6日撮影(c)netkeiba.com
もともとディープインパクトにしては、スッキリというより弾力のあるタイプには映っていましたが、それにしても今回は、関東圏の輸送や1週前ということもあるのか? 今まで以上に、少し重たく映るというか、もうひと絞りできそうな体付きには思えます。
また毛ヅヤにおいても、ホープフルSの時の方が輝いて映りました。
よって、最終追い切りでどこまでの変わり身をみせるのか? そこだと思います。