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【皐月賞予想】皐月賞に繋がりやすいレース

  • 2022年04月12日(火) 12時00分

圧倒的に好成績なのが前走○○組


 過去10年の皐月賞は、すべて前走1・2着だった馬が優勝している。前走3着以下からの2着も2回しかないので、重いシルシは前走連対馬に打つことになる。

 では、「前走1・2着馬に限定した前走レース別成績」をとるとどうなるか。過去10年の結果はこちら。格付けが変わったレースは別々の扱いにしている。

回収率向上大作戦


 同じコースであるにもかかわらず、弥生賞は本番に結び付きづらいレースになっている。昔とは事情が異なるようだ。一方で、圧倒的に好成績なのが共同通信杯。レース間隔が良いという可能性はある。今年のダノンベルーガはどちらかというとダービー向きのように思うのだが、データ上はおすすめとなる。

 ホープフルSからの直行で成功した2頭はいずれもその時点で無敗。その条件を満たさないキラーアビリティが同じ結果を出せるようなら、今後のホープフルS勝ち馬も直行を選ぶようになっていくかもしれない。

 スプリングS組はエポカドーロやガロアクリークのように好配当をもたらす馬もいる。ただ今年は2着だったアライバルは不在。勝ったビーアストニッシドは逃げ切ってきたが、今回は脚質が重なる馬がいるのでそこを克服できるかが課題になる。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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