▲丸野選手(左)がトレーニングに目覚めたきっかけとは…?(撮影:桂伸也)
脅威の身体能力の持ち主である幸英明騎手と、ご友人のボートレーサー丸野一樹選手をゲストにお迎えしての「トレーニング対談」。
パーソナルトレーナーの資格を持ち、自身のYouTubeチャンネル「マルトレ」等でトレーニングの様子を発信している丸野選手。そのストイックさにはアスリート仲間も一目置くほどですが、トレーニングに力を入れ始めたのは3〜4年ほど前からだと言います。
知識不足から病的な痩せ方をしてしまったこともあるという丸野選手。今に至るまでの紆余曲折とは?
(取材・構成=不破由妃子)
意識改革で成績アップ「人よりも頑張らないと強くなれない」
──丸野さんは、養成所の入所試験を受けるために2カ月で17キロも落としたそうですが、どういう手法で落としたんですか?
丸野 口から摂るのは、ゼロキロカロリーのゼリーと野菜ジュースがほとんどでしたね。で、サウナスーツを着て毎日15キロから20キロ走ったあと、何時間もサウナに入って…みたいな。とりあえず、目先の体重を落とすことに必死でした。高校生だったので、知識もありませんでしたしね。
幸 すごい…。
丸野 夏休みが終わって学校に行ったら、同級生がみんなビックリしたみたいで。「丸野が病気になった」と思われていたみたいです(笑)。
佑介 そりゃそうやろうなぁ。
丸野 野球部って、引退したら太るのが普通なんですよ。でも、一人だけ病的に痩せてた(笑)。絶対に病気になったと思っていたから、「どうしたの?」とか「なんで痩せたの?」とか、聞くこともできなかったって後で言われました。
佑介 そこからどうやって体を作り直したの?