3歳のオープン特別として京都芝内1200で行われてきたレースで、18年から重賞に格上げされた。昨年につづき今年も中京芝1200での施行なので、データや傾向であれこれ書きにくいレースではある。
その昨年は1〜3着を牝馬が占めたが、重賞になってからの近4年でいうと、牡[1-2-1-29]単回値10複回値46、牝[3-3-2-24]単回値358複回値151と圧倒的に女性上位。また勝ち馬の通過順位は2-2、1-1、4-4、1-1と先行有利の傾向も強い。なお取り上げた5頭で牝馬はコラリンだけ。(解説:望田潤)
ウインマーベルウインジェルベーラやウインアイルビータの全弟。母コスモマーベラスは愛知杯2着で、近親にペプチドルビーなどがいる。牝祖シングルブレイドはガゼルH(米G1・ダ9F)勝ち馬。アイルハヴアナザー×フジキセキはアナザートゥルースやマイネルユキツバキと同じで、なかなか走っている配合だ。芝1200は[2-1-3-0]と好位差しで崩れないし、前走で中京の高速馬場にも対応。橘Sの完勝をみると、ベスト距離は1400という印象もあるが…。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ウインモナーク母コスモメリーはJRA3勝(全て芝2000m)。牝祖フジノダンサーはダイオライト記念やかしわ記念に勝つなど南関東で活躍。父ビッグアーサーは高松宮記念勝ち馬でトウシンマカオなどの父。ビッグアーサー産駒は締まりの強い体質の馬が目につくが、本馬は母系にシンボリルドルフが入ってプリンスリーギフトのクロスだからサクラバクシンオー系らしい柔らかみある走り。芝1200は2戦2勝で、雪うさぎ賞も好位から楽々と抜け出す完勝。ここでも上位争い。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○
ケイアイオメガケイアイメープルやクインズカトレアの下で、ケイアイクライムの甥で、