別路線組を盛り込むことも重要だが…
先週のオークスは、あれこれ考えるより桜花賞馬を軸にすればよかったという結果になった。人気はサークルオブライフのほうが上だったので、多くのファンは桜花賞から着順の入れ替わりがあると期待していた(実は筆者も)ということになる。
ではダービーの場合、皐月賞からの着順の入れ替わりはどのくらい起きているのか。数字は皐月賞時の着順。数字が書かれていないところは別路線組が入った枠。4着以下欄は皐月賞組が計3頭になり、かつ皐月賞1~3着が全て出揃うまで書いてある(それ以外は省略)。
先週の二冠牝馬誕生に怯まず、皐月賞の着順をある程度入れ替えることと、別路線組を適宜盛り込むことは重要のようだ。ただ、皐月賞で2ケタ着順の馬はさすがに厳しい。
また複数頭のひねりすぎもよくないというか、17年のような1、2着とも皐月賞の馬券外というようなケースはそう頻繁には起きない。皐月賞4着以下馬がダービーの1~3着に複数入ったのはグレード制導入以降でも09年と17年の2回しかない。今年は皐月賞4着のダノンベルーガが人気になるので、それを軸にするなら相手選びにおいて意識しておく必要がある。
皐月賞1~3着馬から入るなら3頭全部の組み合わせを避けて皐月賞大敗馬か別路線組を絡める。ダノンベルーガから入るなら相手は皐月賞1~3着と別路線組少々。方向性としてはこんなところだろうか。