当日のテンションがカギ
先週のオークスは、ゲート地点での放馬もあり、発走時刻が大幅に遅れてのスタートに。
それに伴い、放送地区によってはレースが見られない状況となり、レース後、テレビ局やJRAに対する厳しい言葉があった様子…。
それだけファンの方々にとっては、馬券を購入しての熱い気持ちの熱量や、競馬を愛する思いの強さを感じる一方で、番組においては予定していたフォーマット(枠組み)を急に変更することは容易ではなく、今回のようにネット局の数が多い場合は物理的にCMを動かすことは不可能なこと。
またゲート裏で対応にあたられた方々も、怪我をしている可能性もあった馬の状態を考慮しての慎重な対応だったようにも思え、生き物と共に作り出す競馬ゆえ、今回のような出来事は、誰を責めることも、責められることも違うのでは? と思ってしまうのは、私だけでしょうか…。
と同時に、今回のオークスにおいては、ベテラン担当者の中には、コロナ禍でデビューをむかえた馬たちだからこそ、お客様が入ってのスタンド前発走は、これまで以上にテンションを気遣う方も存在しており、アクシデントが起こる可能性はいつも以上に高く、様々な対応策をとられていた方も。個人的には、そこが1番重要で、1番魅了された事柄でもありました。
そしてそれを踏まえての今週の日本ダービーを考えると、まさに同じことが言える状況。
しかも人気の中心イクイノックスとダノンベルーガはキャリア3戦のみ。
能力的には、この2頭の力は一枚上のようにも感じますが、経験の浅さを考えると、当日のテンションが気がかり。
特にダノンベルーガにおいては、追い切りの動き&フォトパドックから、まるで別馬のように変貌。究極の仕上げで挑んでいる様子がうかがえます。だからこそ逆に、急激な体の変化に心がどうでるのか? 気持ち的な面で1番気になります。
そういった視点から考えると、一段階ずつステップアップしてレースに挑んできたと思えるのが、ドウデュース。
しかも前走で見せた脚に、キズナのダービー前の(毎日杯&京都新聞杯)と重なるところもあり、脚をはかった、もしくははかれた1戦だったようにも思えるのです。
しかもドウデュースは、様々なレースの形に対応しながら1戦1戦を走っており、そのあたりの精神力&対応力にも魅了されます。
よって、2022年の日本ダービーは、上記にあげた3頭が中心と考えてはいますが、当日のテンションだけはよめない状況ゆえ、ここに2頭足しての5頭で馬券は絞ろうと思っています。
それでは皆さん、日本ダービー当日はフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。