昨年は伏兵ダノンキングリーが優勝(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
東京芝は先週からCコース替わり。
週中木曜から金曜にかけての雨量が多かったものの、週末は良好な天候。絶好の路盤と水捌けもあり、馬場コンディションは土曜時点で「稍軽い」。
日曜は「軽い」と判定。軽く、走りやすい馬場コンディションになった。開催は進んでいるが、開幕当初よりも芝の生育があってCコース替わりによって傷んでいた部分の大半がカバーされたため、馬場と路盤の状態を総合すると今春開催のなかで最も良い。極端なトラックバイアスが発生しない馬場だった。
ただし、今週は週末に雨予報も出ている。現時点(月曜)でどのような状態になっているかを判断するのは難しいが、先週の馬場コンディション、状況は近年の同時期開催では昨年と似ている。現時点では昨年の安田記念と近い馬場コンディション、状況を前提としたい。
昨年の安田記念は上がり1位が2着。上がり2位が1着。3着は上がり4位。直線の伸びが勝負を分けていた。
近走は海外を転戦しているヴァンドギャルドに注目(c)netkeiba.com、提供:At The Races
ヴァンドギャルドの近走は海外を中心に出走。
日本では2020年の富士ステークス以来、連対できていない。この時のトラックバイアスは「外有利・差し有利」。馬場状況に恵まれた。
安田記念には2020年も出走。この時は前日から当日朝にかけての雨量が多かったことで馬場コンディションは「標準」。今年と比較しても強力なメンバーが揃っており、追走に負荷を要する馬場だった。
軽めの馬場コンディションで昨年の安田記念のように末脚の要求度が高い状況になれば、ここでも見限れない。
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