![馬場虎太郎](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/image/column/baba/220621baba_1.jpg)
昨年は最初のコーナー4番手で競馬したクロノジェネシス(右)が勝利(c)netkeiba.com
例年の宝塚記念は、少頭数で行われる年も多いが、今年はフルゲートで行われそう。
過去10年の宝塚記念がフルゲートだったのは2020年のみ。この年はトラックバイアス「超外有利・超差し有利」と判定する極端な決着。波乱の決着になった。
14頭立て以上の多頭数で行われたのは2012年、2015年、2016年、2018年、2020年の5回。この5回で3着内に好走した15頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していた馬はたった2頭。一方、最初のコーナーを二桁位置取りで通過した6番人気以下の人気薄が7頭も3着内に好走。
13頭立て以下で行われたのは2013年、2014年、2017年、2019年、2021年の5回。この5回では3着内に好走した15頭のうち12頭が最初のコーナーを4番手以内で通過。最初のコーナーを二桁位置取りで通過した馬は1頭も3着内に好走していない。
少頭数の場合は先行馬。多頭数の場合は後方待機馬が恵まれやすい。
昨年からの阪神芝内回り2200mも、14頭立て以上で行われた4レースで3着内に好走した12頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していたのは3頭。一方で二桁位置取りからは5頭が3着内に好走し、3勝を挙げている。
宝塚記念の傾向、最近のコース傾向からも多頭数では後方待機馬を狙いたい。
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キングオブコージに注目したい(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
キングオブコージは前走トラックバイアス「内有利・ 」。内を通った馬、内枠が有利だったレース。外枠から道中でも終始外を通る形では厳しかった。
今回は前走と同じような位置取りになったとしても最初のコーナーまでの距離が長いこのコースであれば、道中で無理することなく追走できる。後方から届きやすい展開とトラックバイアスを味方につければ、巻き返すことはできる。
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