スマートフォン版へ

【ラジオNIKKEI賞予想】非主流適性が問われるラジオNIKKEI賞

  • 2022年07月01日(金) 19時00分
今週末はラジオNIKKEI賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る

○○型が大穴を連発する特殊舞台


 ラジオNIKKEI賞は、特殊舞台。国別血統タイプ「父米国型」が大穴を連発。(国別血統タイプはスマート出馬表を参照)

 2019年も父米国型のマイネルサーパスが9番人気2着。同馬を公開していた最終予想でも本命に推奨したのは「米国型血統」が走りやすい傾向は、もっと前から続いていたから。

 2017年も「父米国型」のロードリベラルが9番人気3着。2015年に12番人気3着のマルターズアポジー。2013年に14番人気2着のカシノピカチュウも父米国型。

「父米国型」はダートの本場、アメリカで問われる持続力競馬を強化した血統。日本の芝中距離では非主流の能力。今年のJRA芝1800m以上の競馬でも「父米国型」の勝利シェアは、たったの4%。

 芝中距離での勝利シェアが年に5%も満たない「父米国型」がこれほどまでに穴を連発するのは、ラジオNIKKEI賞が、米国ダートのような持続力を問われやすいから。

 また、マイネルサーパス、マルターズアポジー、カシノピカチュウはサンデーサイレンスを持たない馬。中長距離の「伸び」を強化するサンデーの血を持たない馬がこれほどまでに走るのも、日本の主流適性が問われないため。

 ショウナンマグマは父が米国型のザファクター。母父はステイゴールド。サンデー系ではあるものの、凱旋門賞をはじめとする海外競馬での実績に優れた種牡馬。日本以外の実績は非主流条件への適応力を示すもの。

 昨年以降の福島芝1800mの種牡馬ランキングの2位ゴールドシップ、3位オルフェーヴルはいずれもステイゴールド産駒。母父も福島芝1800m、非主流競馬への適性が高い血統。

 前走は惨敗も、舞台は東京芝2000m。主流適性が要求される舞台。非主流舞台を検討する上では参考外。競馬で要求される能力の方向は一定ではありません。今回と適性が真逆ともいえる舞台での惨敗は、当レースへの適性を示すことに加え、おいしいオッズのオプションまで加えてくれるのですから最高です。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のラジオNIKKEI賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング