昨年はトーラスジェミニが勝利(c)netkeiba.com
先週開幕した福島の芝は、負荷がかかって走りづらい路盤。気温が上がり、雨の影響はほぼない状態だったにもかかわらず、馬場コンディションは重め。
新馬、未勝利戦を除いた芝1800m以上は3レース行われ、3着内に好走した9頭のうち最初のコーナーを4番手以内で通過していた馬は3頭しかいなかった。小回り、開幕週だが、スピードだけで粘ることが難しい馬場。
今週も週中、週末ともに不安定な天気予報。雨の影響をうけた開催となる可能性も高い。先週と同等かそれ以上に悪くなり、重い馬場コンディションは避けられないだろう。
七夕賞は近年、重めの馬場コンディションで行われることが多いレース。
昨年も重い馬場だが、前開催が中止になっていたイレギュラーな年。例年通りの開催スケジュールとなっていた年のなかでは、直近の2020年と近い馬場コンディション、状況が想定される。
2020年の七夕賞は馬場コンディション「重い」。トラックバイアスは「外有利・差し有利」と判定。後方待機馬が恵まれ、内を通った馬には厳しい状況だった。今年はこの年のトラックバイアスに近いと想定する。
プリマヴィスタは前走で2500mを使っていることもあり、前半の位置取りが悪くなりそうだが、今回は後方待機に有利なバイアスを想定。後方に置かれることは好都合。
プリマヴィスタに注目したい(c)netkeiba.com
2走前がレコード勝ちだったが、超ハイペースで上がりはかかっている。タフなレースだった。
実際、2走前以外に好走した際は、馬場コンディションは「重め」の馬場で実績を挙げてきた馬。福島芝2000mを勝った際の馬場コンディションも「稍重い」だった。馬場コンディションや状況を考慮すれば、巻き返しが期待できる。
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