
重賞初制覇を決めたビリーバー(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、夏の新潟風物詩・アイビスサマーダッシュを取りあげます。7番人気が勝利し、14番人気も3着となった波乱の決着を、はたして、どんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、血統派の安田和博氏です。
重賞においては、「歴代連対種牡馬の法則」に重きを置くスタイル。そして今回は、「ミスプロ系とサンデー系配合の馬が、近3連勝している傾向」に従って、本命に7番人気優勝のビリーバーを推します。また、「近走も負けてはいますが末脚は見せています」と、近4走で3度の上がり2位を記録していた点も見逃しません。
さらに相手本線にも、おなじくミスプロ系とサンデー系の配合馬で2番人気2着のシンシティをしっかりと指名。◎○2頭の馬連30.7倍を1,700円にくわえ、2頭軸マルチの3連単2670.6倍も重ねて的中させることに成功し、31万円超の払戻金を獲得したのです。
予想結果は
こちら。
つづいては、展開派の競馬屋T.Y氏です。
こちらも本命はビリーバーでしたが、なによりも注目したいのは、対抗に14番人気3着のロードベイリーフを抜擢したことでしょう。
外枠有利の直線芝1000m戦ですが、「開幕週でまだそこまで外枠有利が顕著ではないと判断」し、3枠5番に入って人気を落としていたこの馬を「軸として狙っていく」と強調したのです。「この枠からでも前が崩れれば馬券内に飛び込んでこれる」との展開読みも見事でした。
そして馬券は、◎○の2頭軸マルチで3連単2670.6倍を200円的中。“大型払い戻しを狙う穴党”の看板に偽りなく、53万円超のビッグショットを決めたのです。
予想結果は
こちら。