昨年はロータスランドが優勝(c)netkeiba.com、撮影:武田明彦
先週の新潟芝は開幕週とはトラックバイアスが一変した。
開幕週の新潟芝外回りでは古馬混合戦は4レース。3着内に好走した12頭のうち最初のコーナーを5番手以内で通過していたのは半数にも満たない5頭。勝ち馬は1頭も出ておらず、末脚の要求度が高かった。
ところが先週は先行馬有利のバイアスに一変。先週、新潟芝外回りで古馬混合戦は2レース。3着内に好走した6頭のうち5頭は最初のコーナーを5番手以内で通過。
外回り1600mで行われた日曜12Rでは、最初のコーナーを5番手以内で通過した馬が1〜3着までを独占。12番人気のセブンフォールドが逃げて3着に粘ったのに対し、最初のコーナーを9番手で通過した1番人気のカナテープが8着。3番人気のキタサンシュガーも最初のコーナーを12番手で通過し、5着。この結果をみても、明らかに先行馬が恵まれていた。
先週と開幕週の先々週では、中間の雨量とそれに伴う馬場コンディションに差があった。
先週は週中の水曜から木曜にかけての雨量が約87mm。馬場コンディションは「稍軽い」と判定。
先々週は週中の降雨は月曜の2mmのみで、以降は晴れ。馬場コンディションは「軽い」と判定。
先週の新潟芝外回りは先々週に比べると、馬場コンディションが若干悪化したことで末脚を活かすのが難しくなった。
今週も週中の天候は不安定。まとまった雨量も考えられる予報。さらに週末も降雨の心配がある。
馬場コンディションは良くても先週程度。場合によっては先週以上に悪化した馬場コンディションも考えられるだけに、直線で脚を使いづらい状況が想定される。
また、関屋記念は2017年以降の5回のうち4回をトラックバイアス「外有利」もしくは「超外有利」としているレース。
先週の新潟芝外回りも3着内に好走した6頭のうち4頭が5枠より外だったように、内枠はパフォーマンスを落としやすい傾向があることにも注意が必要。
先行馬、そのなかでも外枠を狙いたい。
連勝中のウインカーネリアン(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
ウインカーネリアンは一貫して3番手以内に先行する形のレースができており、近2走は連勝中。
ある程度の人気にはなるだろうが、他に上位人気になりそうなイルーシヴパンサー、ダノンザキッドが道中で脚をタメて直線で末脚を活かすタイプだけに想定される馬場状況では力を出しきれない可能性が高い。
もちろん先に書いたように枠順も重要。枠も考慮した最終的な予想はウマい馬券で公開する。
殿堂入り予想家となった馬場虎太郎の関屋記念の予想はレース当日までにウマい馬券で公開!