昨年はソダシが優勝(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和
昨年の札幌記念はソダシが最初のコーナーを2番手通過。途中から早めに先頭に立って、そのまま押し切り勝ち。
ただし、昨年は札幌開催は変則日程で行われたためAコースで行われた。Aコース使用時の札幌芝2000mは古馬混合戦の場合、先行有利になりやすい。昨年は例外的な年だったと考えたい。
2017年以降で昨年を除いた2017年、2018年、2019年、2020年の4回は今年と同様にCコースを使用。そのうち3回のトラックバイアスは「差し有利」もしくは「超差し有利」。3着内に好走した12頭のうち、最初のコーナーを5番手以内で通過していた馬は2頭しかいない。連対した8頭のうち6頭は上がりが2位以内。末脚の要求度が高い。
また、この4回で連対した8頭のうち6頭が3枠より内。勝ち馬は全て1枠。内枠の差し馬に有利なレース傾向となっている。
開催スケジュールから、今年と最も近い馬場コンディション、状況になりそうなのは2020年。2020年の札幌記念は馬場コンディション「標準」。トラックバイアスは「内有利・差し有利」と判定。上がり1位タイを出した2頭が1、2着。1着馬が1枠、2着馬が2枠。断然一番人気に推されていたラッキーライラックは5枠から最初のコーナーを2番手で通過し、3着に凡走した。
末脚のしっかりしたタイプ、そのなかでも内枠から狙いたい。
前走海外からの挑戦になるグローリーヴェイズ(c)netkeiba.com、撮影:山中博喜
グローリーヴェイズは近2走連続で日本に比べると道中のペースが緩む海外の2400m以上に出走。どちらも後方の位置取りになっている。
今回は日本に戻って2000m。メンバー構成からも道中のペースは速くなりそうで、流れにのるのは難しいが、位置取りが悪くなったとしても想定される馬場状況を考えると問題はない。
あとは枠順。枠確定後の見解はウマい馬券で公開する。
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