白毛のGI馬ソダシ、海外G1を勝ったパンサラッサ、グローリーヴェイズ、復活を期すオークス馬ユーバーレーベン、金鯱賞を圧勝したジャックドールなど、超豪華なメンバーがそろった札幌記念。予想オッズを見ると上位5頭に人気が集まっていますが、本当に順当な決着となるのでしょうか? ソダシの父であるクロフネの妙味度解説を交えながら予想していきます。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング 編集K3)
ソダシの妙味度は昨年より低い
編集K3(以下、K3) 札幌記念は豪華なメンバーがそろいましたね。
卍 GI馬が5頭いて、白毛も2頭ですか。これは盛り上がりそうですね。
K3 でも、妙味度の天敵ソダシが出ているので、今週は見るレースだと割り切っています……。
卍 何を言ってるんですか。今までも「当たらなそう」って言ってたときに当たったことがあるじゃないですか。
K3 まぁ、はい。自分では予想できない馬を買えるのが妙味度を使う意味だとは理解しています。
卍 ソダシが出るレースは今まで8回予想して、「消し」にして走られたのは4回なので、まだイーブンですよ。
K3 つまり、ここで白黒つけようってことですね、白毛だけに。
卍 しかも、今年度版のクロフネの妙味度を見ると、ソダシの総合妙味度は昨年よりも低くなりそうです。
K3 クロフネの妙味度、気になりますね。先週の小倉記念でマリアエレーナも勝ちましたし。
卍 電子書籍『妙味度名鑑』のクロフネのページは以下のようになっています。
K3 全体の妙味度は97しかないんですね。
卍 昨年度版は99だったので下がっています。過剰人気しやすい種牡馬だと思っていいですね。
K3 ソダシもマリアエレーナもだいたい人気してますからね。
卍 今回のソダシで言うと、「札幌競馬場」が89で、「距離延長」が90です。
K3 昨年は「距離短縮」でしたが、今年は「距離延長」なわけですね。斤量も52キロから55キロになりますし、そもそもここで100%の仕上げをするかもわからないので、凡走しても驚かないですよね。
卍 そのあたりを踏まえながら、予想1〜5番人気の総合妙味度を見ていきましょう。