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【キーンランドC予想】来れば好配当のUHB賞組

  • 2022年08月23日(火) 12時00分

過去のパターンから勝利を導き出す


 キーンランドCを前走レース別成績で見ると、着度数最上位は函館スプリントS、その次がUHB賞である。UHB賞組は過去10年で54頭おり、出走153頭のうち3分の1を占めてきた。

 UHB賞組は過去10年で[2-3-2-47]。馬券に絡んだ7頭の人気順は1、2、3、5、6、7、12番人気なのでうまく拾えればよい馬券になる。UHB賞からキーンランドCは中2週だった時期と中1週のことがあるのだが、特に成績差はなくどちらかというと中1週のほうがやや良いくらいなので現在の番組を気にする必要はない。

 UHB賞組の好走パターンは2つあり、ひとつは単純に勝ってきた馬。[0-2-1-4]なので普通に買える。

 負け組は、UHB賞2〜5着馬は[0-0-0-21]。それよりも6〜9着組から[2-0-1-9]と3頭が馬券に絡んでおり、10着以下からも[0-1-0-13]で昨年エイティーンガールが2着した。

 この「負け組で馬券に絡んだ」という4頭は、

2013年シュプリームギフト→同年函館スプリントS2着
2017年エポワス→同年函館スプリントS3着
2020年エイティーンガール→同年シルクロードS2着
2021年エイティーンガール→前年キーンランドC1着

 でいずれも1年以内に重賞3着以内があった。

 今年のUHB賞組は6頭。勝ってきたロードマックスはまず「アリ」。負けてきた5頭のうち、過去に重賞3着以内があるのはUHB賞11着のタイセイアベニール(函館スプリントS3着)。どちらが来ても配当はつくだろう。もちろんUHB賞組が絡まない年もあるわけだが、配当がつく候補にはとにかく注目したい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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