20年と19年はトロワゼトワル(母父ハーツクライ)が連覇しているが、21年勝ち馬カテドラル(父ハーツクライ)、18年勝ち馬ミッキーグローリー(母母父トニービン)、20年3着ボンセルヴィーソ(母母父トニービン)、18年3着ロジクライ(父ハーツクライ)もトニービンの血を引く。開幕週の中山マイルで意外な傾向ともいえるが、あまりペースが緩まず持続力も問われる流れになりがちだからか。取り上げた5頭でトニービンの血を引くのはグラティアス(父ハーツクライ)だけ。(解説:望田潤)
グラティアスレシステンシアやミッキーブラックの3/4弟。母マラコスタムブラダはフィルベルトレレナ大賞典(亜G1・芝2200m)勝ち馬でナンバー≒サドラーズウェルズの3/4同血クロス3×3をもつ。母父リザードアイランドはレイルウェイS(英G2・芝6F)に勝ったデインヒル系で、母系にデインヒルが入るハーツクライ産駒はサリオスなど最近よく走っている。配合的には先行粘り強い中距離型で、マイルだと差しに回るので詰めきれないが、1800〜2000で先行ならしぶとい。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ダーリントンホールメルボルンC勝ちクロスカウンターのイトコで、母母ドゥザオナーズはモートリー賞(仏G3・芝1200m)勝ち。父ニューアプローチはガリレオ産駒の英ダービー馬で、