【ローズS予想】オークス上位組不在で難解なローズS
最後の1冠に向けて、勝つのはクラシック路線の馬か上がり馬か
オークス上位組がほとんどいないというローズS。予想の勝手も例年とはちょっと違ってくる。
オークス組で当時の着順がいちばん良かったのはアートハウス。忘れな草賞勝ちもあるし、やはり格上的存在ではある。あとは例年のオークス上位馬と同じようなオッズで買うことをどう捉えるかだろう。
パーソナルハイはオークスで16着と大敗。ただ桜花賞の内容は悪くなかったし、未勝利勝ちが今回のコース。ヒヅルジョウやブルトンクールが主張したらハナには行かないだろうが、自然に逃げる形になったりすると怖さもある。
上がり馬タイプでは2戦2勝のサリエラが人気になりそう。負けていないというだけでなく血統の魅力もある。速い上がりを使える馬でそういう競馬になると強いが、雨の降りだしが早いと困る。良馬場か、せめて稍重でやりたいところだ。
セントカメリアも良血馬。月岡温泉特別は2着だったが、2勝クラス2着は十分このレースで通用するレベル。また今回は未勝利・1勝クラスを連勝したコース。当時はともに重馬場だった。この馬は雨が降れば降るほどよい。
ラリュエルは1、4、7、1着でここに駒を進めてきたが、4、7着は重賞でのもの。過去の前走1勝クラス組を見ると、春にオープンで好走歴のある馬がよく走っているし、この馬はそのパターンに近い。これまで負けた重賞はともに1600m。適性としては2000mのほうがよい。
マイシンフォニーはデビュー前の評価がかなり高かった馬。そのため春はクラシックに出走させようとしていたが、フィリーズレビューが正直余計でそこからボタンの掛け違えが続いている印象だ。能力はあると思うし距離はあったほうがいいはずなので、今度こそGIの権利取りに成功する可能性はある。