![馬場虎太郎](https://cdn.netkeiba.com/img.news/style/netkeiba.ja/image/column/baba/220920baba1.jpg)
昨年はウインマリリンが優勝(c)netkeiba.com、撮影:武田明彦
先週の中山は台風の影響が懸念されたが、芝のレースは、直接的な影響があったのは強い雨のなかでの開催となった日曜のみ。
土曜は中間の雨量の影響はなく、乾いた状態。月曜は前日の雨量が多かったが、当日は風が強めに吹いていて気温も高かったことにより、回復は早かった。
今開催を通してみても、開催中の大雨の影響で重めの馬場コンディションになった先週日曜を除けば、安定して「標準」の馬場コンディションに収まっている。
今開催の中山芝で馬場コンディションが「標準」だった際には馬場状況による偏りはみられず、紛れがほとんどない。
今開催、中山芝2000m以上(2歳戦を除く)は5レース行われ、1番人気が3勝し、2着1回、3着1回と全てのレースで3着内に好走。2番人気も2着3回、3着1回と安定して好走。連対した10頭は全て4番人気以内だった。位置取りやコース取りによってパフォーマンスに差が出ないため、実力が反映されやすい。中山芝としては珍しい馬場だ。
路盤が改修された2015年以降のオールカマーの傾向をみても、トラックバイアスの影響をうけたレースはほぼなく、連対した馬は全て5番人気以内だった。
今年のオールカマーも先週日曜のように大雨のなかでの開催にならない限りは、今開催の馬場状況、レースの傾向からも順当な決着となるだろう。
実力がある馬を素直に狙い、如何に無駄な買い目を減らすかが重要だ。
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高パフォーマンスが期待されるソーヴァリアント(c)netkeiba.com
ソーヴァリアントは昨年夏以降、4戦3勝。その3勝全てが圧勝。
唯一敗れているセントライト記念はトラックバイアス「 ・差し有利」と判定したレース。先行していた馬にとっては厳しい状況ながらもクビ差しか負けておらず、評価できる内容。
今回は長期休み明けとなるものの、デビュー以来、1戦毎にパフォーマンスを段階的に上げ続けている馬。
この休養によって、さらなる成長の可能性すら感じさせるだけに、今後のGI戦線でも通用するような高パフォーマンス発揮を期待したい。
殿堂入り予想家となった馬場虎太郎のオールカマーの予想はレース当日までにウマい馬券で公開!