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この度、引退馬問題専門メディアサイト「Loveuma.(ラヴーマ)」による『Loveumagazine』の連載がスタートします。
「Loveuma.」とは、「LOVE=愛」+「UMA=馬」という造語を名前とした、人と馬の“今”知り、引退馬問題を考えるメディアサイトです。そんな同サイトで連載されている『Loveumagazine』をnetkeibaでも掲載することとなりました。
連載開始にあたり、「Loveuma.」を運営する株式会社Creem Panの平林健一氏よりコメントを頂戴しました。
netkeiba.comをご覧の皆様、こんにちは。
引退馬問題専門メディアサイト・Loveuma.を運営する、株式会社Creem Panの平林健一と申します。
私は2019年に引退競走馬の“その後”をテーマにしたドキュメンタリー映画「今日もどこかで馬は生まれる」を監督しました。馬と共に生きる人々の声を集めた同作ですが、現場で馬と接している人たちは、この問題について口々に「割り切る」という言葉を使われました。走るために生まれ、名前をつけられ、スポットライトを浴びた競走馬たちが、競走引退後に経済価値の低下に伴って、行方がわからなくなったり、若くして命を落としていることには、幼少期から競馬ファンだった私自身も心を痛めています。
しかし中央競馬の売り上げの一部は国庫に入り、社会福祉に役立てられていること、そもそも競馬産業には多くの従事者とその家族がいること、そして日本には馬肉を食す文化があることなど、この問題の背景にある様々な事情を知る度に、出演者たちが口にした「割り切る」という言葉が心に沁みる思いです。引退馬問題は、簡単に答えを出すことができない、大変難しい問題であると思います。
ですから私たちは、まずはこの問題を多くの人に“正しく”知っていただくことが重要だと考え、2022年7月にLoveuma.をオープンし、引退馬問題に関する記事の連載をスタートさせました。
この連載を通じて、一人でも多くの方が、この問題に対する自分なりの考えを持ち、声を上げ、問題の前進につながっていくことを心から願っています。
末筆になりますが、その思いに共感いただいたnetkeiba.com様にLoveumagazine掲載の機会を頂戴いたしましたことを、この場を借りて心より御礼申し上げます。
株式会社Creem Pan 代表取締役
平林 健一
初回の更新は10月3日(月)、以降毎週月曜12時を予定しています。どうぞお楽しみに。
netkeiba編集部
【記事監修】引退馬問題専門メディアサイト