少頭数で行われる今年は混戦模様？

　以前はGI級が複数出走するようなレースだった毎日王冠だが、最近は直行志向が強くなったことで、そこまでのメンバーレベルではない。そのぶん多くの馬にチャンスがありそうだ。

　人気はサリオスだろう。前走は最終的に3着だったが勝ちそうな手ごたえのシーンもあったし、復活しつつあるとも取れる。状態も一時期よりはよさそうだし、ここは一昨年圧勝したレース。格上の力を見せつけたい一戦だ。

　レイパパレのヴィクトリアマイルはさすがに距離が短かったかもしれない。1ハロンといえど延長は間違いなくプラス。ただコーナー4つのほうがよい可能性もあるし、ここは人気になるので扱いはやや慎重にしたい。

　ダノンザキッドはホープフルS以来勝てていないが、差のない競馬はしている。関屋記念の結果を見るとやはりメンバーレベル次第では馬券に絡めそうなのだが、差し切るところまでは展開の助けがないとイメージしづらい。個人的には3連単の3着に付けたいというイメージだ。

　ノースブリッジは状況によっては逃げも視野に入る。レイパパレやレッドベルオーブの出方次第だろう。逃げても控えても競馬はできるし、展開次第では怖い存在。ただ時計の対応力は微妙なので、開幕週の馬場がどうか。一雨きてほしいところだ。

　逆にジャスティンカフェは良馬場でやりたい。速い上がりが武器の馬だけにエプソムCは向かない馬場だった。それでも0.1秒差までは来ているし、自身の良さが出る範囲の馬場ならば盛り返してくるはずだ。

　ポタジェは正直評価が難しいのだが、昨年の3着馬だしその後の3走も6、5、4着はしていた。大阪杯は出来過ぎだったが、宝塚記念の大敗で人気が落ちるなら逆に買い目に入れておきたい。