
直線外から突き抜けたイクイノックス(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、世代対決の様相を呈した天皇賞・秋を取りあげます。人気の4歳馬が馬券圏外に終わり、人気薄の5歳馬が連対を果たした一戦を、はたして、どんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、展開重視の中日スポーツのエースTMである大野英樹氏です。
本命には、5歳の逃げ馬パンサラッサを指名します。「テンのスピードはそれほどない」と分析しつつも、「この馬に競りかけていけばオーバーペースになることは他馬も分かっている」「有力のイクイノックス、シャフリヤール、ジャックドールが固まった枠に入ったことでけん制し合うのは想像に難くない」と得意の展開読みを披露。「マイペースの競馬が運べそう」と強く推したのです。
すると結果は、予想どおりの大逃げが嵌まり、◎パンサラッサは7番人気で2着。対抗にした○イクイノックスとの馬連33.3倍を3,000円的中させ、9万9,900円の払戻金を獲得しました。
予想結果は
こちら。
もうひとりは、プロボウラーならではの勝負強さが魅力の岩見彩乃さんです。
GIで1番人気馬が16連敗中という状況のなか、「今日こそ1番人気がきちゃうその日だと思います!」とあえてイクイノックスを強気に本命に選びます。さらに2着には「5歳つおいの法則」を使用。2、3番人気に支持されていた4歳馬を軽視して、人気薄の5歳馬2頭を相手に抜擢したことが勝因となりました。
そして馬券は、優勝した◎イクイノックスを頭固定にした馬単2点に厳選。49.3倍の高配当を5,000円と厚く的中させ、24万円超の大きなリターンに成功しました。
予想結果は
こちら。