アルゼンチンの注目馬
先週の「みんなのKEIBA」の中継では、久しぶりに井崎先生もフジテレビの本社ではなく競馬場に足を運ばれ、オープニングも天皇賞のスタート地点である2000m前での収録となりました。
コロナ禍での無観客を体験しているからなのか? 少し競馬場の雰囲気がコロナ禍前とは違って映りました。
中でも、1戦毎のレースが終わる度に歓声だけでなく拍手が聞こえ、(あれ? この感覚、以前もそうだったかな?)と何とも不思議な気持ちに。
拍手と言えば、ウマ娘ちゃんたちのコンサートの司会をした時も、お客様方は声の代わりに拍手で気持ちを表現されていましたが、これはコロナ禍での変化なのかな? と思う一方で、競馬場内の年齢層も全体的にコロナ禍前よりも若かったので、世代の変化と共に競馬への意識がギャンブル色からスポーツ性に変化しつつある表れなのかな? など、この1週間、頭の中でクエスチョンが鳴り響いていました。
さて先週の天皇賞ですが、イクイノックスは後世に語り継がれる名馬になると多くの方が確信する内容でしたね。戦歴の浅い中、古馬との戦いであの特殊な流れでの勝利は驚きました。鞍上も含め素晴らしすぎました。また走りもさることながら、落ち着きが凄い。
特に3歳馬のみならず古馬の中でもパドックまでは我慢がきいても、騎手が騎乗した後、もしくは地下馬道でテンションがあがり、返し馬では折り合い面に苦労しそうな素振りを出す馬がいる中、キャリア4戦、しかもコロナ禍でデビューをした馬が…。
恐れ入りましたし、鞍上がルメール騎手という点も魅力的。楽しみです。
さぁ今週は東京ではアルゼンチン共和国杯となります。
現時点での注目はテーオーロイヤル。
春の天皇賞での、最後まで気力をふりしぼっての走りには感動しました。
前走においては、久々の分もあったのかな…という走りですし、現に担当の栗原さんも、「久々の分や距離が少し短いこともあってか、スタート後の反応がいつもよりイマイチだった気がします」と。
そして今回ですが、「レース後、かなり疲れはでたのですが、目標が直ぐにアルゼンチンと決まったので、最初の1週間はラクをさせ、そこからは順調です。前回もある程度仕上がっているとは思っていたのですが、やはり今回と比べると中身が違います」と、久々を叩かれての上積みありの様子。
前回から300m増しの2500mと条件もよくなりますし、結果のでている東京コース。トップハンデとはなりますが、期待します。
それでは皆さん、また来週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。