今週末はエリザベス女王杯!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見るダービーに相性の悪い血を持つ馬に相性の良いレース
JRAの馬作りは、3歳春に東京芝2400mの舞台=日本ダービーで最高の能力を発揮できる馬を目指すことが最高の目的です。
その日本ダービー勝ち馬の血統を見ると、過去10年欧州の偉大な種牡馬サドラーズウェルズを持つ馬が1頭もいないのです。
血統を重視するファンは少数派。その上、欧州競馬の血統には興味のない方も多いと思われますので、改めて書き添えておきますと、サドラーズウェルズはイギリス、アイルランドのリーディングサイヤーを14回獲得。これは欧州競馬の新記録です。
つまり、日本ダービーは欧州的な馬力、ガッツの要素を薄め、相反する直線スピードを強化する方が圧倒的に有利になっているのがここ10年近いトレンドです。
ただし競馬で要求される能力は一定ではありません。古馬混合戦の阪神芝2200mGIは、ダービーには相性の悪いサドラーズウェルズの血を持つ馬に相性の良いレースとなります。
同舞台で行われた今年の宝塚記念も勝ち馬のタイトルホルダーは母がサドラーズウェルズ系。父も欧州型のドゥラメンテ。
3着のデアリングタクトも父はサドラーズウェルズを持つエピファネイア。母父も欧州型のキングカメハメハ。欧州要素が強化されています。
デアリングタクトは牝馬で宝塚記念を3着。今回のエリザベス女王杯では、牝馬ながら同舞台のGI宝塚記念を走った馬も参考になるでしょう。
20年21年の宝塚記念を連覇したクロノジェネシスは父が欧州型で凱旋門賞馬のバゴ。19年に東京芝2400mGI勝ち馬のスワーヴリチャード、レイデオロ相手に優勝したリスグラシューも母系にサドラーズウェルズを持つ馬。
16年に同じく東京芝2400mGI勝ち馬のドゥラメンテ、キタサンブラックを相手に優勝したマリアライトもサドラーズウェルズを持つ馬。
日本の主流舞台の頂点である東京芝2400mのGIに比べれば欧州要素が強いレース。JRA側から見れば反主流のスピードが問われやすい舞台。それが阪神芝2200mのGIなのです。
マジカルラグーンは父がサドラーズウェルズ系のガリレオ。同種牡馬はサドラーズウェルズ系の中に留まらず、欧州競馬のなかでも最高峰の種牡馬。無敗でイギリス、アイルランドのダービーを両方制覇。種牡馬となっても産駒のG1最多勝利新記録を更新したスーパーサイヤー。
阪神芝2200mGIは日本の主流要素を強化する必要のない舞台。18年に10人気で2着に走ったワーザーも父はサドラーズウェルズ系のタビストック。外国育成、調教馬です。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のエリザベス女王杯予想はレース当日までにウマい馬券で公開!