【マイルCS】東京の安田記念≒阪神のマイルCS≠京都のマイルCS
京都マイルCSでは同年春の安田記念好走馬は地雷で非直結傾向だったのが…阪神マイルCSでは一転して直結傾向に
JRAにおける芝マイル路線の頂上決戦は春の安田記念と秋のマイルCSという位置付けとなっていますが、その両レースは東京芝1600m⇔京都芝1600mという舞台設定の違いによる要求適性の食い違いから、好走する馬の顔触れはガラリと入れ替わるという“非直結”の傾向がありました。
それを覆して春秋のマイル頂上決戦を同一年に制したのは、マイル路線の絶対的な王者として能力値が抜きん出ていたモーリスと、大本命アーモンドアイにルメール騎手曰く「5馬身のロスがあった」という致命的な不利があってタナボタ的な勝利だった感も否めないインディチャンプの2頭しかいませんでした。
逆に同年の安田記念で4着以下に凡走した馬の中からマイルCSで連対した馬が、2009年〜2019年の10年間内に大挙11頭も誕生しているというのも、非直結性を裏付ける顕著な現象として捉えられます。
そんな例年の京都コースでのマイルCSならば、