マイルCS、気になる馬
昨年の競馬を見ているような、内と外の馬場の差がでた先週のエリザベス女王杯でしたね。
そして終わってみれば、2着は同着で馬券に絡んだのはCデムーロ騎手&Mデムーロ騎手&レーン騎手という外国人騎手での決着。
しかもCデムーロ騎手においては、折り合い面に課題があり、当日のテンションも高めで大外枠という条件の中でジェラルディーナを圧巻の勝利へと導いたのですから、巧みの一言。
馬場読みにおいても、道中の折り合いにおいても、また返し馬を終えてからの落ち着かせ方においても、全てにおいて凄いなぁ〜と感じさせる騎乗ぶり。
また土曜日の東京では12レース中7レースが外国人騎手での勝利となり、初来日のマーカンド騎手は既に7勝をマーク。
成績もさることながら、迫力ある追い方に、多くの方が魅了されている様子。
以前、Mデムーロ騎手が、「僕は母国イタリアだけでなく、イギリスやアイルランド、フランスを経験したことで、馬場のコンディションが重くなった時の乗り方を体得した。だから日本で雨が降ると自信が増す」と話していましたが、今回のレースにおいては、いろいろな意味で外国人騎手との差を感じる1戦だった気がしました。
さて今週はマイルCSとなります。
現時点で中心は3頭と見ています。
まずはサリオス。
前走は内枠もあり、最後まで進路を探す中での勝利。ハーツクライが本格化したら、そこからの活躍は確固たる信頼がもてると個人的には思っていますし、鞍上はムーア騎手。
朝日杯FSで同馬を勝利へと導いていますし、とにかく世界1と言っても過言ではないジョッキーゆえ魅力的。ただ1点、馬場がもの凄く悪くなった時は苦手なタイプ。その点は当日の馬場を見ての判断となりそうです。
続いてはダノンスコーピオン。
前走、負けはしましたが、久々でテンションも高く、またユルサも。
この馬を担当されるのは、数々の名馬を育てあげてきた岩本さん。追い切りからも、前走、逆算された馬作りであったことを感じる動き。
信頼できます。
そしてルメール騎手のシュネルマイスター。前走は1200mで度外視していい結果だとは思うのですが、1つ気になるのは前半の折り合い面。マイルだとスタート後に少し気を使うところがあるタイプ。それゆえ、1200mからのマイルでそこがどうでるか? 少し心配も…。とはいえ、鞍上はルメール騎手ですし、厩舎力を含めても老婆心に終わるかもしれませんが…。
それでは皆さん、また来週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。