ダービー1着、ジャパンC3着、ドバイシーマクラシック1着と、クラシックディスタンスでは崩れていないシャフリヤールが、大目標であるジャパンCに参戦します。しかし、妙味度を見ると、シャフリヤールは平均を大きく下回り、軸には相応しくなさそう……。波乱が起きそうなこの一戦で、軸にすべき馬を探っていきたいと思います。
(取材・文・構成=オーパーツ・パブリッシング編集K3)
「ダービー馬」という名前で過剰人気するなら、馬券的にはチャンス
編集K3(以下、K3) 先週のマイルCSは「儲かる軸馬」に選ばれたソダシが3着を死守してくれました。
卍 本当にギリギリでしたね。
K3 1〜3番人気の総合妙味度が100を下回っていてどうすべきか悩みましたけど、卍さんの言うとおり「予想1〜3番人気のなかでもっとも総合妙味度が高い馬を選ぶ」というルールを優先したのがよかったです。
卍 まぁ、総合妙味度99.9のセリフォスに勝たれているので、なんとも言えませんけど。
K3 でも、人気馬の妙味度が軒並み低いレースは高配当が出やすいと思うので、シュネルマイスターやサリオスの妙味度が低いというのはありがたい情報でした。
卍 そういう意味だと、今週のシャフリヤールも注目ですよ。
K3 妙味度が低くなるということですか?
卍 藤原英昭厩舎は人気になりやすいですからね。
K3 シャフリヤールは「ダービーを勝った東京芝2400m」「藤原英昭厩舎の叩き2戦目」ということで巻き返しを期待されていますけど、軸にするのは危険なんですね。
卍 「ダービー馬」という名前で過剰人気するなら、馬券的にはチャンスかもしれません。
K3 シャフリヤールはダービー馬、ダノンベルーガはダービー1番人気馬(4着)、ヴェラアズールはダービー未出走馬。そう考えると「ダービー馬」って響きは特別ですもんね。
卍 では、予想1〜5番人気の総合妙味度を見ていきましょう。