昨年はテーオーケインズが優勝(c)netkeiba.com
今週から開幕する中京のダートは開催毎に若干砂の質に差がありながらも、チャンピオンズカップは全ての年で馬場コンディションは「標準」。
毎年、状態は安定しており、前開催からの間隔も短い。今週末の天候も問題なさそう。今年も例年と似たような馬場コンディションが想定される。
チャンピオンズカップの馬場傾向、特に枠順の傾向はここ数年変わっている。
創設された2014年から2017年までは3枠より内の8番人気以下が毎年3着内に好走。2015年には2枠より内が3着までを独占。波乱の決着になっていた。
しかし、近2年は外有利になっている。昨年は6枠のアナザートゥルースが14番人気の超人気ながら3着。一昨年も10番人気の人気薄で3着のインティは7枠。
また、昨年のアナザートゥルースと一昨年のインティは最初のコーナーを3番手以内で通過していた。
創設当初と近2年では勝ち時計も変わっている。2018年までは勝ち時計が1分50秒以上はかかっていたが、近2年は1分49秒台。
JRAの馬場管理は芝だけでなくダートも年々改良が進み、ダートも走りやすくなっている。
同じ「標準」の馬場コンディションであっても、速い時計を出すのが容易な砂質になってきたことで枠順や位置取りの傾向も変わっているのだ。
外枠。そのなかでも先行できるタイプを狙いたい。枠順が確定していない現時点では、前めのポジションにつけることがほぼ確実であろう馬を推奨する。
シャマルに期待(撮影:高橋正和)
シャマルは短距離を中心に使われてきた馬で、前走が1600m。今回はさらに延ばして1800mへの出走となるが、1200mでも難なく先行できるほどのダッシュ力を持つ。
馬群で揉まれると全く力を出せないタイプ。1800mで楽に先行できる方が合う可能性を秘めている。想定される馬場状況も考慮すると、外枠を引くようなら面白い。
枠順も考慮した最終予想はウマい馬券で公開する