21年、22年につづいて23年も中京芝1600mで行われるシンザン記念。1回中京Aコースは毎年イン有利が露骨で、21年はピクシーナイト、22年はマテンロウオリオンと、シンザン記念もラチ沿いを走った馬が勝っている。血統面からみると、21年のシンザン記念はピクシーナイトとルークズネスト、モーリス産駒のワンツーだった。22年もモーリス産駒ソリタリオが2着しており、中京のシンザン記念では要チェックの種牡馬といえよう。取り上げた4頭ではクファシルがモーリス産駒。(解説:望田潤)
クファシルアンドヴァラナウトやゴルトベルクの半弟で、ルーラーシップやアドマイヤグルーヴの甥でドゥラメンテのイトコ。母グルヴェイグはマーメイドS勝ち馬で、母母エアグルーヴは名牝名繁殖でジュンライトボルトの3代母でもある。この牝系のモーリス産駒にはカランドゥーラやレガトゥスがおり、モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナやルークズネストと同じ。なかなか弱点の少ない長めマイラーで、新馬勝ちは逃げ切りだがハナには拘らないだろう。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
スズカダブル母ダブルファンタジーはJRA2勝、マリーンC3着。近親に目立った活躍馬は他にいないが、牝祖ダンスロマンスからはJRA5勝クラレットパンチが、