サンデー系で欧州要素が強化された配合馬に注目

　東京新聞杯は日本で主流の芝中距離適性が問われやすいレース。

　血統も、牡馬クラシック実績があるサンデー系。なかでも父ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールドが走りやすい傾向。過去10年で馬券になった30頭のうち半数以上の16頭は前出の種牡馬。なかでも9頭はディープ産駒。

　さらに母父は欧州指向のスタミナや伸びを強化された配合馬が走りやすい傾向も。父がディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールドのいずれかで母父欧州型は過去5年で23頭出走して10頭が馬券に。

　今後はディープ、ハーツクライ、ステイゴールドの直仔は減っていくでしょうが、後継種牡馬の中で欧州要素が強化された配合馬が走りやすい傾向は続きそうです(東京新聞杯で要求される能力の方向性が同じであれば)。昨年もディープの後継種牡馬キズナ産駒のファインルージュが2着。

　格も重要。前走でGIを使っていた馬は過去5年で複勝率46％,複勝回収率108％。前走の段階でGIを使えるほど実績を重ねていた馬が走りやすいレース傾向。

　ピンハイは父がミッキーアイル。過去10年の当レースでもずば抜けた成績を収めるディープインパクトの産駒。昨年もディープを父父に持つ牝馬のファインルージュが2着。

　母父は欧州型でダービー馬のジャングルポケット。中距離寄りの伸びを強化した血統。前走はGIのエリザベス女王杯。芝1800mでも勝利実績があり、オークスでも4着。中距離寄りの実績と格上位のレースを経験している当レース向きの戦歴。余談ですが、再来週は、管理調教師である田中克典調教師の結婚式。

　ファルコニアはディープインパクト産駒。母父は欧州型のホークウイング。1800m以上で5勝。芝1800m重賞でも複数回馬券圏内に走っている中距離指向の馬。メンバーの中でも先行持久力が上位であることも先週の馬場傾向からは有利(先週に近い馬場傾向であるかは、今週確認する必要はありますが)。前走はGIレースのマイルCS。当レース向きの戦歴。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の東京新聞杯予想はレース当日までにウマい馬券で公開！