▲オジュウチョウサンとの思い出を語ります(ユーザー提供:グンマーさん)
昨年末の中山大障害をもってターフを去ったオジュウチョウサン。ミルコ騎手とは2019年のステイヤーズSでコンビを組んだほか、平地競走での対戦経験も2度あります。
以前のコラムでは「障害の免許もほしかった」と話しており、本気で障害レースへの騎乗を考えていたこともあったという障害が大好きなミルコ騎手。今回はそんな障害の王者であり、「素晴らしい馬」と語る大好きなオジュウチョウサンとの当時の思い出を語ってくれました。
(取材・構成=森カオル)
Q「ミルコさん、チャオ! いつも、楽しくコラムを見ております。オジュウチョウサンが昨年の中山大障害でラストランを迎えました。ミルコ騎手もかつて2019年のステイヤーズSにて騎乗し、2018年の南部特別では、自身が騎乗するブラックプラチナムを抑えて1着という結果を残しています。そこで、ステイヤーズSで騎乗したときの印象や、ライバルとして(南部特別)の印象、そのほか、ミルコ騎手が感じた印象を教えてください」(パタモンさん)
ミルコ オジュウチョウサン! 今、思い出しても、素晴らしい馬だったね。みんな難しいって言うけど、僕が乗ったときは、全然難しい馬だとは感じなかった。まぁ確かに走るフォームがね、頭の低いフォームではあったし、これで障害を飛ぶの!? とは思った(苦笑)。でも、平地を走るぶんには、全然大丈夫だったよ。南部特別では僕、1番人気に乗っていて(ブラックプラチナム2着)、外からオジュウチョウサンを追い詰めたけど、最後まで止まってくれなかった…。しぶとかったね。
──性格的には、どんな馬だと感じました?
ミルコ 自分のリズムで走りたい馬だなと感じました。でも、僕が乗ったステイヤーズSでは、周りのプレッシャーがきつくて…。ほかの馬がずっとプレッシャーを掛けてきて、オジュウチョウサンのリズムで走れなかったね。
──勝った馬(モンドインテロ)から僅差の6着。着順以上に頑張ったという印象があります。
ミルコ そう、最後まで頑張りました。まぁ僕としては、もうちょっと頑張れるイメージがあったけどね。そういえば、一番ビックリしたのが