昔からクラシックの最重要ステップとされる弥生賞だが、近年は本番までのローテーションが多様化。22年の勝ち馬アスクビクターモアと21年の勝ち馬タイトルホルダーは菊花賞に勝ち、20年の勝ち馬サトノフラッグは菊3着。19年の勝ち馬メイショウテンゲンはダイヤモンドS2着。最近は後に長距離で開花するような資質の馬が勝っている。少頭数でスローになることが多いのも一因かも。16〜22年までディープインパクト産駒が6連勝中(21年は出走なし)。いっぽうでハーツクライ産駒の2着がやたら多い。(解説:望田潤)
グランヴィノスシュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナの下で、マーティンボロやフレールジャックの甥でブラヴァスの叔父。3代母モーンオブソングはラーイの全妹でその母は名牝グロリアスソング。父がキタサンブラックで母父がマイラーのマキャベリアンだから、イクイノックスやラヴェルと同じでバランスのいい配合といえる。キタサン産駒らしい大型脚長だが、ヘイロー4×4×5らしい捌きで内回りの機動力も兼備。京都2歳Sは案外だったが、見限りたくはない馬だ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
グリューネグリーンヴェルデグリーンの半弟で、サンリヴァルやヴァンケドミンゴのイトコ。母母ウメノファイバーはオークス馬。父ラブリーデイは秋天と宝塚記念の勝ち馬で、セブンデイズ、ゾンニッヒ、ジャカランダレーン、ラブリークイーンなどを輩出。ラブリーデイ産駒だから