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【スプリングS予想】ダービーとはまったく異なるスプリングSのベスト配合

  • 2023年03月17日(金) 19時00分
今週末はスプリングS!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
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ここ数年は父が米国型ノーザンダンサー系の馬


 過去10年のスプリングSで最も多くの産駒が出走している種牡馬はディープインパクトの16頭。ところが、産駒は1勝のみ。ハーツクライ産駒も1勝のみ。ダービーに比べると、明らかに勝率、回収率が劣っています。

 そうなる最大の理由は競馬で要求される能力の方向性は一定ではないから。スプリングSは、日本の主流スピードとは別方向の持続スピードが要求されやすいレース。

 ここ数年のスプリングSで最も優れた成績を収めているのは、父が米国型ノーザンダンサー系の馬。(出走馬の系統、国別タイプはスマート出馬表を参照)

 2019年以降、父米国型ノーザンダンサー系の出走は2頭のみ。2022年は父米国型ノーザンダンサー系でアメリカンペイトリオット産駒のビーアストニッシドが5人気で1着。2019年は父米国型ノーザンダンサー系でクロフネ産駒のエメラルファイトが10人気で1着。

 2頭に共通するのは母にはサンデーサイレンスの血を持つこと。サンデーサイレンスは日本の芝適性と繁殖の能力自体を底上げする血統。

 米国ダート指向の持続力と小回り加速力適性を父米国型ノーザンダンサー系で高め、最低限の芝適性と繁殖能力の強化をサンデーサイレンスに担ってもらう配合が当舞台には最も適しているのでしょう。

 今年は父米国型ノーザンダンサー系の出走は2頭。この地点で父米国型ノーザンダンサー系の勝率100%の記録が途絶えますが(1着同着にならない限り)、それはさておき…今年も注目の父系ですね。

 ドンデンガエシは父がドレフォン。米国型ノーザンダンサー系。産駒のジオグリフは中山芝2000mGIの皐月賞を優勝。祖母は非根幹距離GIのエリザベス女王杯を勝ったトゥザヴィクトリー。その父はサンデーサイレンス。母から最低限の日本の芝適性とGIIで通用するスケールを補われた配合。

 ホウオウビスケッツの父はマインドユアビスケッツ。米国型ノーザンダンサー系。マンファスの牝系。同牝系の代表産駒にキングカメハメハ。母は今注目のルーラーシップとディープインパクトのニックス配合。芝適性とスケールを補われた母馬。父はダート適性が高いノーザンダンサー系で母は芝適性とスケールを補う配合は当レースに最適。

著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正のスプリングS予想はレース当日までにウマい馬券で公開!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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