今週末は桜花賞!
血統ビームを駆使した亀谷敬正の予想を重賞限定で公開!
鋭い着眼点に基づく見解は誰が読んでもタメになります。
以下よりぜひご覧ください。
亀谷敬正の予想を見る過小評価されるドゥラメンテ産駒がおいしい馬券を続出
早すぎる他界を惜しむ声が日に日に高まるドゥラメンテ。当コラムでもドゥラメンテの種牡馬としてのポテンシャルはディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハに匹敵することを常に書き続けました。
昨年の大阪杯のレース前にも「ディープインパクト産駒が特に走りやすいGIレースはドゥラメンテ産駒も強い」と産駒のアリーヴォ(7人気3着)を推奨(最終予想は本命)。今年も同産駒のスターズオンアースが大阪杯で2着。根幹距離の芝2000mGIで2年連続の馬券対象馬を出します。
世間の掌返しも実感しました。野球選手の大谷選手のCMでも「二刀流は無理と言われたことは数えきれない」といったフレーズがありましたが、ドゥラメンテ産駒の初年度産駒は評価されていない書き込みを何度となく見たことをよく覚えています。
この風評は馬券的にはおいしくもありました。そこで、初年度産駒の段階からYoutube「亀谷敬正の競馬血統辞典」では「ディープインパクト産駒も初年度産駒は、今ほど走れていなかった。それを考慮すれば、ドゥラメンテ産駒の成績は素晴らしい。育成や配合のノウハウが積み重ねられていく、2年目以降の産駒はさらに質のいい仔が増えるだろう」と産駒を積極的に推奨したものです。
そして2年目産駒からは名牝スターズオンアースが誕生。2年目の産駒からはホープフルSを単勝90.6倍で勝ち、UAEダービーでも2着に走ったドゥラエレーデが誕生。阪神JFを勝ち、桜花賞でも断然の1人気に支持されるリバティアイランドも素晴らしい名牝です。
世間的評価もまだまだ甘いおかげで、昨年以降も「亀谷敬正の競馬血統辞典」で公開したドゥラメンテ産駒の買いパターンに該当する馬で、「亀AI」の3連複予測期待値が80以上(*)の馬は、単勝回収率が206%。複勝回収率が108%。40頭以上が馬券対象になり、複勝的中率は47%とすばらしい成績を収めています。(亀AIとは、血統をあえて特徴量から除いたAI予測指数。「亀谷競馬サロン」で公開中)
ドゥラメンテ産駒の興味深い点は、ディープインパクト産駒では成功パターンが少ない配合からGI馬を出していること。タイトルホルダーは母父がサドラーズウェルズ系のモチベーター。ディープ産駒は母父サドラーズウェルズ系との配合馬ではダービー馬を出していません。
スターズオンアースも母系にモンズン。ディープ産駒で母系にモンズンを3代内に持つ配合馬はGIを勝っていません。(個人的にはグレートマジシャンはGI級の馬だったと思うのですが、GIを勝てなかったのだからそれだけ育成が難しい配合ともいえます)
ドゥラエレーデは母父がオルフェーヴル。この母父がディープ系と配合すること自体が難しいでしょう。
そしてリバティアイランド。同馬の母はヤンキーローズ。オーストラリアで行われる2歳限定スプリント戦の最高賞金額レースゴールデンスリッパーS勝ち馬。2歳戦でのスプリント能力は世界屈指の牝馬です。
ディープインパクト産駒はスプリント能力や2歳戦から走れる体力を補う繁殖牝馬との配合が合うとされてきました。実際、そうだったのですが、不思議なぐらいオーストラリアで生産された繁殖牝馬との配合馬はGIを勝つ縁には、あまり恵まれませんでした。
ところが、ドゥラメンテはオーストラリア産の名牝との配合馬でもリバティアイランドのように素晴らしい名牝を出したのです。オーストラリア産の繁殖は2歳から完成するスプリンターが多いものの、米国的なパワーや持続力が薄い馬も多いため、米国の血を補うことで成功しやすいディープインパクトとはGI級の馬を出しにくかったのかもしれません。
逆にドゥラメンテはディープインパクトよりも欧州要素の強い血統馬とも相性がいいのでしょう。ドゥラメンテの種牡馬としての奥深さを、もっとたくさんの産駒で知りたかったのに、早すぎる他界が返す返すも残念です。
リバティアイランドに加え、今年の桜花賞にはシングザットソングとドゥーラもエントリー。複数の産駒が馬券になるシーンも十分に想像できますし、ドゥラメンテBOXの配当は案外と妙味があるのではないか? と期待もしています。
著しい成績を挙げ、殿堂入り予想家となった亀谷敬正の桜花賞予想はレース当日までにウマい馬券で公開!