▲対談も3回目で話が深まってきました(撮影:桂伸也)
共にフランスに行ってからメンタルが強くなったという佑介騎手と西村淳也騎手。その要因にはフランスとの文化の違いが挙げられるそうです。
西村騎手は以前に、事実とは異なる内容の記事を書かれてしまった経験があるそうで、取材をあまり受けないようになったといいますが、佑介騎手からその関わり方について「記者は全員嫌い! ではなく…」といったアドバイスも。
最後には西村騎手が刺激を受ける同世代の先輩たちについてもお話を聞かせてくれました。
(取材・構成=不破由妃子)
最近の記事や噂は一部を切り取られていることが多いから…
──西村さんは、お兄さんがきっかけで乗馬を始められたそうですね。
西村 はい。兄が騎手を目指していたんですが、試験に受からなくて。それなら僕がなろうと思ったのがきっかけですね。
──その後、お兄さんはJRAの厩務員さんになられて。
佑介 えっ、そうなの? 今、どこの厩舎にいるの?
西村 浜田多実雄厩舎です。
佑介 そうなんや。俺、まったく知らんかった…。
西村 顔も性格も全然似てないですからね。僕自身、「本当に兄弟なのかな?」と思うくらい(笑)。でも、僕がギベオンで初めて重賞(2021年・金鯱賞)を勝った翌週に、兄が担当していたルークズネストがファルコンSを勝って。そのときに、兄弟で2週連続重賞を勝ったということで取材を受けたりしましたよ。
▲「顔も性格も全然似てない」というお兄さん(ユーザー提供:川合絢三さん)
佑介 俺、もともと競馬の記事とかめちゃくちゃ読むタイプやったんやけど、それこそフランスに行ったあとくらいから、ほとんど読まなくなった…。それ以前は、新聞のコラムとかも全紙全員の記事を読んでいたのに