枠番が馬券への重要なポイント
天皇賞(春)が京都競馬場に帰ってきた。京都の芝コースは多少手が加えられ、外回り4コーナーのカーブが緩くなったという。ただ、レースが劇的に変わるほどの違いがあるかはまだ分からないし、改修以前の天皇賞(春)には明らかな内枠有利の傾向があったので、今年はそれに従ってみようかと思っている。このレースの内枠有利はわざわざ説明するほどのことでもなかったが、3年ぶりとなると忘れている人もいそうだ。
過去20年のうち京都で行われた天皇賞(春)の枠番別成績は以下の通り。
勝率・複勝率で明らかに有利なのは1枠だけ。ただ2、3枠から人気薄激走馬が出ている。1枠の回収率はビートブラックで跳ね上がりすぎているが、カレンミロティック(2015年)、ヒルノダムール、マイネルキッツ、ストラタジェムと他にも人気薄好走馬がいる。
2枠の複回収率はカレンミロティック(2016年)もいるが、やはりメイショウドンタクの影響が大きい。3枠はホッコーブレーヴとイングランディーレが回収率を上げている。
全部ではないが、単に内枠というだけではなく「内枠+逃げ先行」が結果に繋がっていることが多いので、タイトルホルダーがいる今年はこのパターンが出にくい可能性もある。ただこういうデータは余計なことを考えず、毎年適用するのが良い面もある。実際に枠順が出たら「ちょっとこれは買えん……」という馬が入ってしまう可能性もあるが、シルシを打てるレベルの馬であれば内枠、特に1枠の馬にはシルシを回したいと思う。