競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにヴィクトリアマイル出走予定馬の中から13頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
スターズオンアース美浦・高柳瑞樹 牝4
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▲5月4日撮影(c)netkeiba.com
4歳を迎えて上腕の筋肉量を増し、12キロ増でも太くは感じさせなかった大阪杯。当時と比べると腹袋を大きく見せるが、トモの厚みは増しており後肢の力強さを取り戻している。馬体は完成されており、ひと叩きでの良化も確実だ。久しぶりのマイル戦だけに、高速決着にも対応ができるようさらに馬体が研ぎ澄まされれば完璧だろう。
ソングライン美浦・林徹 牝5
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▲5月4日撮影(c)netkeiba.com
一頓挫あってのサウジ遠征で2年連続のVとはならず。昨年と同じローテーションを組んで、1週早い帰厩からの立ち上げ。ケイコはいつも通りの迫力と切れ脚を見せているのだが、腹のラインには多少の緩さを残している。左トモを流した姿となっており、肌質はもう一段階良化しそうな態勢。肩の窮屈さをさほど感じないので、このまま柔軟性を維持できていれば本来の決め手発揮は可能。
イズジョーノキセキ栗東・石坂公一 牝6
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▲5月3日撮影(c)netkeiba.com
有馬記念で4着と激走後、じっくり乗り込んで挑んだ前走だったが、馬体ができあがりすぎている感じで最後はスタミナ切れ。直線で不利があったことは確かだが、